母からのクリスマスプレゼントはもう来ることがない。
私からも送ることもできない。
最後に母が私に送ってくれたのは花柄のワンピースだった。
よく似合うからこれを着て彼氏とデートに行ってねと。
あれからもう3回目のクリスマスがくる。
今の彼氏さんの1回目のクリスマスプレゼントは母と考えたセーター。
白のセーター。
あっという間に4回目のクリスマスを迎えた。
母はクリスマスが大好きだった。
私も大好きだ。
理由もなくワクワクするし、美味しいご飯を食べて美味しいケーキを食べる。
我が家の定番クリスマスのご馳走、鳥の丸焼き、サーモンサラダ、海老の香草焼き、それにラザニアかパエリア。
クリスマスを象徴するのはプレゼント!
クリスマスプレゼントって魔法の言葉。
自分から自分へも嬉しいし、友達からも嬉しいよね、
私の家では、父と母から、祖父母から、叔父から、サンタからと4つぐらいもらえてた。
叔父からは気まぐれだが伊勢丹に一緒に行って服とかを買ってくれた、コートとかブーツとか。
祖父母からゲーム機本体の年は
父と母からソフトだったり
自転車、スキーの板、ローラーブレード、ウォークマン、
色んなものを思い出せるだけでももらってた気がする。
サンタさんからは知育玩具とか
ハムスターや犬を欲しがってもアイボのパチモンみたちいなやつとか、ハムスター飼育日記みたいな漫画が届いたり。
ハリーポッターのグッズが届いた年もあった気がする。
お祭り好きの祖父は毎年ダンシングサンタ、ファイバーツリー、汽車のおもちゃ、ダンボールいっぱいに詰めて送ってくれた。
屋根裏には、ここ数年出してないツリー達が眠っている。
どんな人にとってもクリスマスは楽しい日であって欲しい。ちょっとしたパーティな服を着てレストランに行くのもいい、家で豪華なご飯を食べるのもいい。
自分へコフレを買ってクリスマスプレゼントにするのでもいい。
彼氏彼女とすごさなくても、家族と過ごさなくても、楽しい日にして欲しい。
さてタイトルにあるように、今年は母のクローゼットから未使用の8万円のワンピースをもらうことにした。
値札ついたままのワンピース。
私は存在すら知らなかった。
母はこれを着てどこへ行くつもりだったのかなと思いつつ、グレースコンチネンタルのワンピース2枚も私のものにしたし、
1枚はクルーズに持って行ったワンピース、
ちょっとしたパーティーに行く服を買わずして増やしている。
まるで私の欲しい雰囲気のワンピースが多くて母からのクリスマスプレゼントだなと思う。
母と私の身長はほぼ同じだけど、体重は色々違う(笑)
なのに服は着れる服が多くて助かる。
母が生きていたらこういうだろう『太り過ぎ!痩せなさい、みっともない』と。
へへへ。
クリスマス終わったらチャレンジするね、クリスマスぐらいはねご馳走食べさせてよ。
一方的に受け取っている母からのクリスマスプレゼント。
もうそろそろ最後のプレゼントかな。
まだ掘り出し物があるかしら。