悪いことがしたい、いい子でいたい

痩せたいけど、美味しいもの食べたい。貯金したいけど、観劇もコスメも我慢したくない。ゴロゴロしたいけどどこか遠くへいきたい。

夏のファンデーション比べ

梅雨入りした東京、急に暑くなる。

 

夏がもうそこまできてる…

 

美白ケアが必要なシーズン。

TRHEEの日焼け止めをいただいたり

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ファンデーションは今まではNARS

 

ナチュラルラディアント ロングウェアファンデーション

 

アクアティックグロー クッションコンパクト

 

この2つを使い切って、クッションファンデの終わりがわからないなーと思いつつ

ロングウェアの方は日焼け止め成分全く入ってないから夏に向かないなと思って使い切り、買い換えた。

 

SUQQU

エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション

 

通称諭吉ファンデを買ってみたりしたんだけど、諭吉ファンデはカバー力は満点。

ただ中蓋ととる棒と、どうしても手が汚れたり周りが汚れたりが時間がないときには向いていないイメージ。

朝時間をかけてメイクすることなんてほとんどない私、

めんどくさがり屋なもんで下地いらないのがいいのかもなと思いつつ友達のプレゼントを買うついでに勧められたアルビオンのファンデーション。

 

 

ホワイトニスタ ファンデーション

 

これもリキッドタイプ。手が汚れるのは変わらないかなとか思ってたら

BAのお姉さんに激推しされたこれ

 

スマートスキン ホワイトレア

 

ベリーレアの夏バージョン

ベリーレアよりさっぱりさらさらに仕上げられるようになってる。

SPF40 PA++++

 

左右で色を合わせてもらったのだけど、ホワイトニスタとホワイトレア。

持ち歩いたりすることを考えたらお姉さんのおすすめもあってホワイトレアにしました。

ベリーレアの入れ物でいけるらしいんだけど、NARSとかもそうだけど黒いのって指紋とか

特にファンデーションの指紋の汚れが気になるので入れ物白を購入。

冬にベリーレアに切り替えるときがあったらこのまま白を使おうかな。

 

長時間つけてると最近肌が汚く見えることが多い気がして、夏も近いので去年購入したこれの出番!

君に決めた!

 

シーバム コントロール エッセンス EX

 

夏を楽しく綺麗に乗り切るぞー! 

SUQQUはゆっくり化粧できる日用にしよーっと。

『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』

月組さんを見てきたよ!

 

 

夢現無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』

夢幻無双かと思いきや夢現無双、やーこれは夢か現か分からないな。

吉正作品期待してたのにイマイチ、、、

 

全然、歴史詳しくない私ですら知ってる佐々木小次郎宮本武蔵の戦い、巌流島の戦い

この巌流島がメインイベントだと思っていたら、沢庵坊主に馬鹿にされ、なんだか知らないけど各地で子供を拾い、両想いだけどお通とはすれ違いの恋。

巌流島まだかまだかと思いふと、時計に目をやると、あと15分。あれれー?

うーん、メインイベントではなかったようだ。

ありちゃんの清十郎様、しゅっとお手手がなくなちゃってびっくりだよ。でも顔が好き。

城太郎の結愛かれんちゃんかわいい。

れんこんさんはいつも安定のいい仕事をしていました。

 

■代役
本位田又八 
月城かなと→風間柚乃
・辻風黄平(宍戸梅軒)
風間柚乃→蘭世惠翔

 

私が見たときは代役だったから、ゆのちゃんの大活躍と落ち着きぶりにびっくり。

蘭世 惠翔君は元々の顔が可愛いのに、髭親父すぎて。

 

たまさまの宮本武蔵、ガタイがよくて好き。

まあもうこれはたまきちが好きなだけ。

 

クルンテープ 天使の都』

こちらも大介はお疲れかな?ってショーだった。

美園さくらちゃん、あの塔みたいなの頭に乗ってるのめちゃくちゃ似合うな?

BASARAのだいもんの枠なみのぴったりさだったな?

 

■代役
・第2~5場 プアット・ナ-ク(歓迎の儀式)
プーチャイクンヌンA 月城かなと→蓮つかさ
・第7~8場 ルンム(若さ)
ヤイ 月城かなと→夢奈瑠音
・第13場 チューチャート(派手に)
ファラン 月城かなと→蓮つかさ
・第16~17場 ライキンドクーン(傷)
ラクマヌー 月城かなと→風間柚乃

 

ショートカットのありちゃんのなんか取り合いみたいなシーンが可愛かったです。

れいこちゃんの代役にはいってる子達みんな頑張ってた。れんこんさんが代役に入ってたの嬉しかった。

月の娘役たちはみんな顔が長いな?

トップが丸顔だから?

あましもなんだか長いなあ。娘役になると大きいなという、でもいいところ入れてもらえててよかった!

娘役として頑張ってほしい。

 

みやさんは最後にとってもスターさんでした。

ほっそいなあ。

珠城さんとお辞儀してるのが嬉しそうだったので、なんだか幸せでした。

 

コップンカー

 

帝国劇場ミュージカル「レ・ミゼラブル」

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令和観劇始めはレミゼでした。

この日のキャストは

ジャン・バルジャン 佐藤隆紀

ジャベール 上原理生

 

ファンテーヌ 濱田めぐみ

マリウス 海宝直人

アンジョルラス 相葉裕樹

 

ジャンバルジャンとジャベールは30代前半の若手コンビ。といってもレミゼって大半がおじさんのシーンだし2人がいい意味で全然若くない。

そしてめちゃくちゃガタイがいい。シュガー君が180、上原君が183。

小さく見える海宝君176もあったんか。

 

最初の方の鎖の引き合い、プロレスを見ているかのようだった。

あんなに激しかったっけ。

手鎖がついてる方でジャンバルジャンがジャベールを殴る…!

有刺鉄線マッチとか似合いそう。

電流爆破とかどう?

 

ファンテーヌの濱めぐもこんなに大きかったんだと思ってしまう。

男役と役替わりしてたりするから、普段は意識しないけどエポニーヌやコゼットが小さかったから余計に見えた。

主演キャストが大柄だとやっぱり見栄えがいいなあと思ってしまう。

アンサンブルキャストの人も今回は小柄な人が多かったのかな?

 

毎回レミゼは上原くんを見にいってると言っても過言ではない。

アンジョルラスも大好きだった。

本当に革命に命をかけていそうで、革命の次に子供が大好き。

熱血、赤が似合う。

 

今回のバッチは革命だけじゃくてちゃんとマリウス的な恋愛もしてそうなアンジョルラスだった。

あのアンジョルラスが死んだら街の女達はみんな泣くよ!

街一番のイケメンだった。しかし微妙なシケがあるようなあの髪型は街一番のイケメンも似合わないな?

 

カーテンコールでガブローシュを肩に乗っけてるイメージがあったけど今回のアンジョルラスは両手に花。

あれは上原君オリジナルだったのね。

死ぬシーンもなんかもっとベローンって台車からはみ出るか見せ場があった気がしたけど今回はなんかさっと死んでしまった気がした。

なんの作品だっていつでも上原君の感想になってしまう。

好き、、、、

 

ジャベール、死ぬときに収納されてしまうの面白くなって辛い。

ジャベールに感動するのに、笑いそうになるから感情がおかしくなる。

 

今回はジャベールおじさんがガブローシュとそのお兄ちゃんと戯れてた。

ごっこみたいなことしてた。

子供大好きおじさんかわいい…ジャベール悪役レスラーみたいな服着てる髪型といい…

 

宝塚が基本のせいで、主演が一番いい服着て終わらないのがカテコ違和感覚えてしまう。

ジャンバルジャンの最後、白髪だし、シャツ一枚だし。

迎えにきた濱めぐファンテーヌはトート閣下のような存在感があった。迎えにきてた。

 

毎回エポニーヌ目線で泣いてしまうんだけど、今回はじめてマリウス目線で見ることができた。 気がする。

一目惚れ同士で運命を感じる2人。

マリウスはエポニーヌの死を目にしてもっとコゼットへの思いが募るんだなあと。死ぬ前に会いたい、やっぱり死ぬのは辛い。彼女のために戦うと決めても、ようやく巡り会えた運命の人を1人残すのはつらい。

 

結局生き残ってしまった、友に残されたのも辛い。

 浮世離れしたコゼットとだから新たな世界を見ていけたのかもしれない。

 

テナルディエ夫妻、もりくみのおっぱいはもう武器。谷間がすっごい。トレンディーエンジェルの斎藤さんはちゃんとカツラ被ってた。

最後お尻にたくさん詰め物してた。

 

今回見たい人が全部観れたので幸せな観劇でした。レミゼって面白い。

 

 

母を看取る②

 

母が死ぬまでに、父と決めたことは

①延命治療はしないこと

②母の最後の着せたい服

③遺影の写真

 

①延命治療をしないこと

延命治療でチューブだらけになってまだ無理矢理母を生かしたくないという意見で一致した。

人工呼吸器も、心臓マッサージもしない。

辛そうな母を見たくなかった。延命治療は苦痛だと聞いていたから。

 

②母の最後の服

・長袖であること

・暗い色でないこと

・この季節にあってるもの

・母のお気に入りなもの

・お出かけ着であること

 

私たちの意見が一致した服が1つあった。

うすーい水色の上と白のスカート。

母らしくて可愛いツーピースのようなワンピース。

他のお気に入りは黒い服だったので、却下。母は衣装持ちだったので着れる服は私へお下がりにすることに。

 

③遺影に使う写真。

母の写真はなかなかいいのがなかった。

母の弟の誕生日会で撮ってもらった写真が一番いい!となったのだが、葬儀屋さんに話を聞くと集合写真で拡大すると画素が落ちてざらついてしまうということで、他の写真を探す羽目になった。

結局遺影に使った写真も遠目で見るぶんにはほとんどわからないけど、大きい遺影にしたときなんとなく画質が悪い(笑)

 

このふたつはすぐに決める事だったので事前に決めておいたのはよかったと思った。

 

葬儀屋さんと母に似合う花の色を選んで、遺体を家に運んでもらって、納棺師の方が来て化粧をしてもらった母は記憶の中の母に戻ったようだった。ポカーンって空いてた口は閉じてもらえた。、

数ヶ月ぶりに大好きな母の顔を見た気にもなった。

 

少し頬はこけてしまっていたが、今にも起きてきそうで。死後硬直だなんだで忘れていたが頬を膨らませて貰えばよかったなあと後になって思った。

湯灌してもらい、エンバーミング、今の技術はすごいなあ。

 

 

苦しむ母を長く見たくなかったのでよかったね、これでお母さん良かったんだねと弟と話した。

することのない24時間はきっと長くて、辛かっただろうから。

私達も母が母でいて欲しかったから。元気でおしゃべりで、明るくて、全力な母で。

 

唯一の心残りは、母はフランスに行けなかったことなのかなあと。

海外旅行が好きだった母、5つ星ホテルじゃなきゃ泊まりたがらなかった母、父と弟と家族旅行でいつかフランスへ行こうかな。

 

お棺の中に、母の愛用の化粧品、ダッフィー、パスポート、スマホケース、母宛の私達が書いた手紙、日焼け防止グッズなど入れた。

母の死の瞬間に泣き崩れたり、お母さんに声をかけることができなかった私はここで初めてお母さん大好きだよって口に出して言えた。

ドラマみたいなセリフは朝5時には出てこなかった。ただただ呆然とボケーっとして涙は留めなくてできてるだけだった。

 

お通夜、告別式は流れるように始まって、親族がみんな集まってる時に式場の人に、皆さんお揃いですかと聞かれ父が母が居ないって言いかけたわといっていた。

母はよくトイレに行く人だったからトイレに行ってるかもそんな気がした。

 

父の趣味は母だったから。母の思いつき、今やらなきゃいつやる!という考え方はわたしにも受け継がれていると思う(笑)母は父を引っ張ってどこでも行った。

 

告別式での父の挨拶で、泣いてしまった。

 

「妻は何事も全力投球、全力で楽しむ人でした、遊ぶときはとことん、突拍子もないお出かけも多く、たくさん楽しい思い出もあります。本人に言ったことはありませんが、この何年かは本当に結婚してよかったなあと思っていました。

 

妻もそう思ってくれたらなあと。…妻にそう思ってもらえることが私の生きる糧でした。

 

情けない事に、今はどうしたらいいのか…妻がいなくなるのがただ呆然としてしまいます。残された2人と頑張って前を向いて生きていきたいと思います。」

 

父が言葉を詰まって泣いてるの見たことなかった…

母は父を愛してたし、父も母を愛してたんだなあと思うと母は幸せだったんだなあと。

父をあだ名で呼ぶ母、父の誕生日はご馳走だって張り切る母、父に私の彼氏がなんとなく似てるって喜ぶ母…

 

我が家にはもう1人マザコンがいて、そのマザコンくん、骨壷の前にずっとオレオが寝てるのが、まるで母と寝てたオレオのようで。

母と会話してるのかもな。

 

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ここ数ヶ月病院にいた母からの連絡はもっぱらLINEだった。

母からLINEがくるんじゃないかという期待をどこかでしてしまってる。世界仰天ニュースやアンビリバボーが好きだったから、奇跡的なのが起こるんじゃないかなと。

 

叔父や叔母が次は楽しい事で集まらなあかんのやからなといって今からお祝い貯めといたるわと。

 

母が結婚となったら現れて、このドレスは太って見えるからとか、あんたには似合わないとかママはこっちがいい!とか言ってくれるそんな気すらする。

 

どこかで見てる、きっと。

いつかそんな日がきたら…ね?

阿佐ヶ谷「餃子坊 猪八戒」

少し前に阿佐ヶ谷の猪八戒に行ってきたよ!

 

2ヶ月前に予約を友人がしてくれた餃子屋さん猪八戒

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予約した人は裏口みたいなところから入るよ!


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メニューはこんな感じ
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油淋鶏


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華餃子は焼き餃子


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四川風麻辣餃子

水餃子に辛いタレとパクチー

パクチーが苦手なメンツだったので別添えにしてもらいました。


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八戒餃子、これは唯一お肉が入ってない餃子!

なんかしいたけの味が濃い目


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海老餃子〜!

これが一番お気に入り私。エビ丸ごと一匹。

エビ大好き。


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豆腐餃子でローカロリーな味がする気がした。

 

餃子が大好きすぎて、ベジタリアンにはなれそうにないよ…

全体的にはなんだか、台湾料理のような八角?なんだろの味と椎茸の味がする気がした。

 

次は完全予約の火鍋も挑戦したい…!

母を看取る①

 

26歳の娘が、55歳の母を看取る。

 

ググっても出てこない。

どんなことが必要なのか、どんな気持ちになるのか、覚えてるうちにメモがわりにここに書こうと思う。少しでも参考になる人がいれば。

 

3月に余命10日ぐらいかもしれないと言われてから1ヶ月半。母は生きた。

 

私は母の前では泣かないと決めた。

とはいえ、ふとした拍子に涙は出てくる。

 

それでも私は母の前では泣かない努力をした。

 

余命10日の母に何ができるか、本人も余命は長くないのは気づいていたのだろう。

 

まず父と考えたのは、自宅で看取るか、病院のままかとのこと。

弟とも相談して、母のしたいようにしようという結論になった。

私も弟も大学生、ずっとそばにはいれないけど大丈夫かという相談を看護婦さんにした。

そしたら多分春休み中までのことになるだろうと宣言されて多分そんなことを悩まないでもいいと言われたのには驚愕した。

 

母は自宅へ帰るのを嫌がった。それは母はどのような気持ちで言っていたのだろうか。

病院だと何かあった時もすぐに看護婦さんが駆けつけてくれる、薬も在宅とは異なる薬が使える。今思えば母なりに気を使ってたのかもしれない。

 

余命宣告されたその日からロクシタンのボディクリームでマッサージをするのが、私の日課になった。

 

入院は暇だ、海外ドラマ見終わった!次何か面白いのがないかと言ってた母が動画をみる気力すら起きなくなってたのがわかった。

母を訪ねても寝てるばかり。

 

LINEも母からほとんど帰ってこなくなった。

 

黄疸が出て、母が母じゃないようになっていった。

 

余命宣告されてから10日後ぐらいから母は少し復活をした。腹水を抜いて、黄疸も胆汁を抜いて、手のむくみも無くなって。

 

母はジュースが解禁になった。

数ヶ月ぶりに味のするものを口にできた母は嬉しそうだった。今思えばもう長くないから好きなものをという配慮だったのかもしれない。

200ミリのジュースを買っていったら野菜ジュースだと買い直してこいとか、これはいらんからやるわとか。

この頃からこっそりアイスの実を食べてた。

 

母はミーハーだったし、スタバが好きだったから、私はいちごのフラペチーノを弟は別日にマンゴーのフラペチーノを買っていったりしていた。

「こんなのはダメなの」そう言いながら一口飲んだ、甘くて美味しいと母はとっても嬉しそうだった。

 

私は日頃のこととか取り留めのないことを母に話した。

私の彼氏が会いに来たいというのを断られたので、彼氏が母宛に自己紹介、動画を作ってくれた。

それを見せたらすごく嬉しそうだった。

母の弟、叔父にもその動画を嬉しそうに見せていたそうだ。

彼氏とどこか出かけるたびにGO PROで動画を撮って母に見せた。母は食べすぎとか楽しそうとか色んなことを言いながら嬉しそうに見ていた。

 

毎回病室から帰るたびにこれが最後の別れだったらどうしようと思っていた自分がいた。この頃、夜に携帯が鳴ったらどうしようと不安でしょうがなかった。

 

母は最後の方に「毎晩寝る時にこのまま目が覚めなかったらどうしようと思って寝るのが辛いんよ」と言っていた。

 

母が死に近づいていってるのはだれにも明らかだった。

 

「もうちょっと一緒におってよ」とか、「することがないのは辛い」とかそんな弱音を吐いてるのを聞いたのは数回しかない。

 

じゃあなばぁい!!またね!って握手して笑って私はいつもお別れしてた。

またねっていい言葉、またねって使いたい。

 

気づけば今日、5月12日は母の日。

毎年我が家は母の日ケーキを買ってたね。

今年は母が好きだったハーゲンダッツを食べました。

 

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母のこと

令和元年5月5日

母を亡くした。享年55歳。

 

亡くなった時間も朝5時代、ゾロ目すぎるそんな母の死だった。

 

十二指腸ガンで11月にガンが見つかってから、あっという間の半年だった。

見つかったときには転移はなかったものの、もう切除不能

 

どこかで今まだ実感が湧いていない。

 

いずれ来る死。

母の死なんてあり得ないとなんだか思っていた。

 

母は2年前に乳ガンを患って、完治していた。乳ガンを患ってからこまめに定期検診を受けていた。乳ガンからの転移ではなかったのと、大腸の検査はしていたが十二指腸まで見えていなかったのが発見が遅れた理由なのだと思う。

どこかでまた母なら元気に復活すると信じていた。

 

人の死なんて誰もが予測はできない。

十二指腸ガンが巨大化し、胃を圧迫したせいで食事を取れなくなった母はみるみる痩せていった。

 

母は綺麗な人だった。娘の私とは違う、面長、二重、華奢な骨格、全てが母には似ていなかった。

だからこそ母は私の理想だったのかもしれない

母が友人や私の彼氏のお見舞いを断っていた。

こんな姿は見せられないと言って。

 

母は死の前日まで会話ができた。

 

虫の知らせだったのか、平成の我が家のディズニーの記録というか、母と父のデートの1989年のクリスマスから2018年10月までの写真をアルバムから引っ張り出してきてスキャンをし、スライドショーにした。

しあわせな日々がそこにはあった。

母はディズニーが大好きだったから。

CMみたいな出来になったと思う。母は「昔のみんな可愛いね」って言ったら「うん」って言った。それが最後の会話になったと思う。

 

ロクシタンのボディークリームとSK-II、最後まで母の愛用品だった。

 

大好きな母の顔が、頬がこけていくのが、目が閉じられないようになるのが、口も開いたままになるのが辛かった。

自分の記憶の中の母の顔とどんどん乖離していくのが辛かった。

自分でケアをしなくなった母にSK-IIを塗り、手足をロクシタンのボディクリームでマッサージをする。

マッサージを要求するラインがGW前まで来ていた(笑)マッサージをしながらアイスの実を食べ、くだらない話をする。

 

3月末にもう長くはないと看護婦さんに言われてから1ヶ月、昭和平成令和までギリギリ母は生きた。

令和までは生きたかったのかななんて思ったり。

 

私と同世代で母の死を経験する人はまだ多くない。私は最後の方、毎日母の元へ通った。

 

うまく話ができなくなり、何を言ってるかわからなくなり、オピオイドが原因なのかせん妄なのか突拍子も無いことを言うことが多くなる日も多かった。

最後の方はなぜかクリスマスの話題が多かった。

 

母にとってクリスマスは家族ですごす楽しい思い出だったのかもしれない。

ディズニーもクリスマスシーズンが多かった。

「弟も呼んでこっそりチョコ食べようか!」とか。

 

母はクリスマスのご馳走を作るのが好きだった。去年のクリスマスは母に習いながら料理を作った。

最後のクリスマスメニューは大好きな唐揚げと海老の香草焼き、キッシュ。

どれも母の味だ。

 

頑張り屋さんで、見栄っ張りで、思いっきりが良くて、感情豊かな母。

喧嘩もしたし、ひどいことも言われたし、言ったし、でも大好きな母だった。

 

お母さん、ありがとう。

いつまでも私はあなたの娘です。

大好きだよ。