見てきました。
横浜でマノン。
感想書くのが遅くなってしまったので愛ちゃんの最後の主演公演だったのを知ってしまってから振り返ってるんだけども
熱演だった。
マノンという作品、話としては
セビリヤの名門貴族の青年ロドリゴは、情熱的で自由奔放なマノンと恋に堕ち、約束された将来を捨て駆け落ちする。しかし、享楽的な生活を求めるマノンは、お金の為に平然とロドリゴを裏切るような真似をするのだった。それでも一途にマノンを愛し続けるロドリゴは、彼女の為に罪を犯し、破滅への道を突き進んで行く…
貴族のボンボンが情熱身を焦がし、女で身を持ち崩す、宝塚のスペインものにありがちな展開の作品。
宝塚のスペインものってあんまりハッピーエンドです!みたいなやつないよな?と思ったり。
ファムファタール的なスペインの女性が出てくることが多いからかな、
情熱の国なイメージがあるしスペイン。
この作品もまた誰にも感情移入できない作品でもある。
兄のレスコーにもマノンにもそして主役のロドリゴにも。
貴族だから働くことを知らなくて父親に金の無心をするしかないってのもなんとなくしょうがないのかなとは思うけど、大学か何かに通っててもう少し考えられなかったのかしらという気持ちになるし、
マノンはマノンでパパ活女子みたいなことばっかり言うし、
終いには弟扱いをパトロンの前でされるロドリゴ。
レスコーは一応近衛兵なんだよね?ごろつきじゃないんだよね?博打で稼いでていいの?って感じある。
現代に置き換えるとボンボン大学生が清楚系で売ってるキャバ嬢と恋に落ちて、そのキャバ嬢には太い客がついていて、キャバ嬢の兄貴は警官だけどパチスロや競馬が大好きで妹にたかりに来ちゃう感じ?
しかも妹の太客斡旋しちゃう。
警察だからこそ裏社会知ってるぜ?的な
ただ儚い情熱の恋という意味では宝塚ではやっぱり死で終わるのがいいのかな。
フィナーレでは白い衣装が結婚式のようで儚くて好き。
幸せな終わりな気がしてくる。
だから宝塚が好きなんだよなあ。
マノンへの愛が伝わるというか愛ちゃんの相手を愛おしくみてる目が好き。
そしてみほちゃんも綺麗な娘役さん。
あかちゃんは安定の優等生感。
すごくいい人なんだよないつも。
天飛くん、本当に蘭寿さん。
顔の雰囲気と熱演と
蜂の巣になる時も顔残すのも好き。
どんどん大きくなっていってほしい。