悪いことがしたい、いい子でいたい

痩せたいけど、美味しいもの食べたい。貯金したいけど、観劇もコスメも我慢したくない。ゴロゴロしたいけどどこか遠くへいきたい。

タカラジェンヌというポーの一族

ポーの一族を配信で見ました。

外部のポーの一族

宝塚版を見てから3年経ってからみるポーの一族

外部版になるとリアルな男性が混じることがなんかすごい面白いなと感じる。
同じ演目の外部版。

メインキャストはかなりタカラジェンヌ達。
特にヴァンパネラと言われる種族はほぼほぼタカラジェンヌ

エドガーの明日海さんに始まり、シーラの夢咲ねねちゃん、メリーベル綺咲愛里ちゃん、そして老ハンナの涼風真世さん。

男性陣も小西遼生さん、福井晶一さんとよくミュージカルでお見かけする方々。

こにたん、本当イケオジって感じがする!
背も高くて爵位が似合う。
シーラが一生を共にしたいと願うのが納得いく。

見た目は若いままなのに長い時を生き続ける、そんな種族にタカラジェンヌはぴったりだと思った。

宝塚歌劇団という世間とは違う時間の流れの中でタカラジェンヌは過ごすからかかなり上級生になっても女学生というか入った年齢のままなのかな?というエピソードが多い。
かと思えば、すごく成熟した考えの話もよく聞く。

ヴァンパネラ達もどこか、一族に加わった年齢のままの気持ちと何十年何百年生き続ける成熟した考えが混同する。

シーラという存在も、結婚がしたい、子供が欲しいという成人してすぐの女の子らしい考えと、無理矢理にでも一族に引き入れるためなら何をしても構わない大人の考えが混同しているように感じた。
エドガーとメリーベルのお母さん代わりをすることで満たされる部分と、そうではない部分があるのだろうか。

不完全にヴァンパネラになるメリーベルの精神はいつまでも純粋無垢で幼いまま、よく言えば汚れを知らない、悪く言えば成長しない。

そして老ハンナ

昔妖精今妖怪と自分でいってらっしゃったように本当妖怪であり妖精である。
キングポーの後継としてエドガーを選ぶ老ハンナ。

ここで初演から疑問なんだけど、人より遅いけど一族は歳をとってるのか最初からキングポーと老ハンナは最初から老人なのか気になるところ。
むしろ鬼滅にとっての鬼舞辻無惨枠なので変気自在なんだろうか。

100年経っても見た目が変わらないエドガーからするとキングポーの見た目になるには何年かかるのか

千葉雄大くんのアランはすごく人間としての孤独と、何かに縋りたさ
そしてエドガーを選んでしまう…

人間から一族へいく、多分ミュージカルに慣れてないばーちーが何か変わっていく雰囲気ととてもあってる…

宝塚という世界だと全ての人がタカラジェンヌだけど、外部で演じるとタカラジェンヌ、トップスター達はその中でも稀有な存在である。同じように見えて異質なもの、それが一族。
家族でも兄弟でもない一族という存在。

東京で生で観たいけど、今のままでは難しいなあ。