私はパステルカラーが似合わないと言われ続けて大人になったが、大人になってから美容師さんから簡単にうけたパーソナルカラーではイエベ春だった。
母にとってパステルカラーが似合わない娘は、パステルカラーが一番似合うはずの女の子だった。
成人式の着物、赤を選んだ。
祖母と買った浴衣、紺に淡い紫の模様が入ったのを選んだ。
黄色の帯がお気に入りだ。
パーソナルカラーにもあってるのかもしれない。
そうは言われてもなかなか、服とかピンクには挑戦できない女の子のままだ。
パーソナルカラーを知ってからさらに好きだったオレンジや淡めの暖色系っぽい紫が好きになった。
ピンクは許されないけど、この色なら許される気がするのだ。
イエベ春と言ったって世の中の人が4種類になるなんて難しいからイエベ春の中でも秋よりとか夏よりとか色々あるんだろうなあと思うし、このパーソナルカラーに縛られる必要はない。ただ2カラー展開があって2つとも欲しい…ってなった時に参考にする。こっちの方が似合うはずと。
髪の毛もツヤツヤサラサラロングに憧れるのだがなかなか出来ない。あと巻き髪。
コテなんて、まともにもう何年も使ってない。
茶髪金髪ブリーチ、ピンクに紫一通りは試した。グラデーションやインナーカラーは地味な子もできる派手な髪型だ。
天パなので縮毛とかストレートパーマとかあんまり長持ちしない、高いお金かけるわりに短い命すぎてもったいない気もするのだ。
ショートが今は楽だなあと思うのでショートからボブぐらいの髪型をウロウロしてることも多い。
そんな髪型を繰り返してるうちに地味な女の子は本人が思ってるより派手になっていった。
メイクも相まって地味な女の子はむしろ派手と言われる女の子になったのだ。
明るいネクラだと私は自分の事を思う。引きこもりになる時も全然楽しい。
緊張とかしなそうとよく言われるが、見せないだけで緊張もするし、めちゃくちゃ人見知りもする。
まあでも基本はよくしゃべる。
私のこと好きな人は好きだろうし、嫌いなやつはとことん嫌いだろうし、私自身もそうだから。喜怒哀楽激しめ天真爛漫、ジェットコースター女だと言われたことがある。
私なんかと友達でいてくれる人には感謝しかない。
ネイルもやれる時期はやる。
昔は公演に合わせてネイルをしていた。公演の時に贔屓が着ている色味に合わせたり、宙組公演中だから紫にしたり。
ネイルですら私の爪は小さくて脆い、指は太い、ネイルが似合う手じゃない。
それでも可愛いネイルはテンションが上がる!
一時期、薬指に3Dカットのスワロフスキーを載せるのが自分ブームだった。指輪をしないからネイルは少し派手でもいいやというマイルール。
指輪は苦手だったがこの前gramさんでピンキーリングを2本買った。石がついたようなやつも欲しいなあとも少し思う。
時が経つにつれて、周りからメイクが上手とか私のしてるメイクが好きだとか褒められ、どれを買うか悩むなど相談を受けたり、アドバイスしたり、
友達へのプレゼントにはに似合いそうなアイテムを考えるのが大好きになった。
自分の顔には納得いってないけどあれ私めちゃくちゃメイク好きじゃん!
肌が綺麗とか、華やかに見えるとか、メイクしてると褒められる…!少し認められた気がする。
少しのことでこんなに変わるんだ!気の持ちようなのかもしれない。
メイク道具を買いに行くとき、美容院に行くとき、好きなことをするとき、必ず私はメイクをする。女のメイクは身だしなみだと私は思う。
どんなに可愛い服も、どんなに可愛い髪型もメイクありきだと思う。
かといって、好きな人にスッピンを見せられな〜いっていうタイプじゃない(笑)やる気がないときはとことんやる気がない。
少しでも人並みに認められるために、だから私はメイクをする。